寒い冬を暖房なしで乗り切る方法 in Sapporo
普段は、地下歩道空間に入り浸っているおさむです。今回は寒冷地でも暖房なしで冬を乗り切る方法を御紹介。
チカホは色々なイベントがやっているのが楽しいという理由で、そこを拠点(?)としてノマドっぽいことをしているのですが、もうひとつ大きな理由が一つ。
家の中が寒い。
チカホは、ジャンバーを着ていれば問題ない程度には温かいので、極貧底辺学生ライターには良い環境。無料でwifiも使えるしね。
しかし、だからと言って家にまったく帰らない訳には行きません。でも暖房を付けるとお金がかかるから使いたくない。出来るだけ暖房費を節約したい。
という事情で思考錯誤しながら暖房なし生活をかれこれ6年ほど続けています。別段何か凄い工夫をしている訳ではないのですが、6年間で僕が身に付けたノウハウをシェアしようと思います。
我が家の暖房器具は現在こんな感じ。
完全に物置状態です。
僕が済んでいる部屋は、日当たりが悪く、朝夕はかなり室温が下がります。札幌に引っ越してくる前は盆地に住んでいたので昼間と夜の寒暖差が激しかったです。
いずれにせよ、室温が氷点下になるのは珍しいことではありません。そんな環境でも以下の二点に気を配るだけで、結構楽勝に暖房をつけずに冬を乗り切ることができます。
- 室温ではなく、体温を上げる
- あげた体温を逃がさないようにする
体温を上げる
室温を上げるのには莫大な費用がかかりますが、体温を上げるのはそれこそ無料でできます。ホームレスの方は、寒い夜の間歩きまわり、温かい昼間眠ると言いますが、その発想と同じです。実際やってみると分かりますが、気温・室温が低くても動き回っていれば、例え薄着でもそんなに気にならないんですよ(もちろんその人の体型や筋肉量にもよると思いますが)。
実際に今僕は、半袖半ズボンです(室温5℃)。腿上げをしながら書いているので、寒さはそんなに気になりません。疲れた。
暖房をつけずに体温を上げる方法は、大雑把に分けると以下の通り。
- 運動系:兎に角、身体を動かして体温を上げようというもの。疲れるのがデメリットか。
- 熱補給系:外部から熱を持ってこよう、というもの。お風呂とか足湯とか。
僕が一番好きなのは、夜十時までやっている図書館で熱を補給して、その熱を冷まさないようにやや速足で帰り、軽くシャワーを浴びてそのまま寝るという組み合わせ。
体温を逃がさないようにする
そして、「体温を上げる」のと同じくらい大切なのが「体温を逃がさない事」。いま僕は腿上げをやめて厚着をしています。六枚がさねです。体温を上手に保温できると、じっとしている時もあったかいです。
体温を逃がさないポイントはいくつかあるので、思いつくままに箇条書き。
・床からの冷えが一番大敵。
床がフローリングとか、クッションフロアの場合は足が冷えるのをしっかり防ぐこと。靴下だと薄いので、スリッパがおすすめ。僕は裸足にサンダルですが、靴下よりは圧倒的にあったかいです。
・厚着するのは体温をあげてから。
身体が冷たいままに厚着をしたり、布団にこもったりしてもあまり効率は良くありません。軽く運動をしたり、身体をさすったり、足湯をしたりしながら体温が温まったら、それを保温します。
・フード付きのパーカー必須
特に寝る時。僕は今やパーカーのフードをかぶらないことには夜眠れません。フードめっちゃあったかいです。特に耳が冷えづらくなるのがいいんだとおもいます。帽子をかぶっている様な締めつけも無いので、寝ている時でも気になりません。
・手先は常にあたため続ける。
末端は、いくら身体を暖め、保温しようとしても効率が悪いです。靴下を履こうが、手袋を履こう*1が直ぐに冷えてしまいます。出来れば、あったかいお茶でも飲みながら指先を温めてあげてください。
・汗をかかないようにする。
寒いからって激しい運動をしたり、熱い風呂に入ると逆に体が冷えるような気がします。特に寝る直前。多分ですが、汗を書くのが良くないんだとおもいます。
・鼻を暖める手段は発見されていない。
朝起きると、フードで守りきれていない鼻が冷たくなっています。マスクをつけても目が覚める頃には外れてしまっています。誰か、鼻を暖める方法を教えてください。
その他暖房をつけずに過ごすメリット
活動的になれる
寒い家から一刻でも早く逃げようと朝早くから外出するようになるため、活動的になります。休みの日も、とりあえず家から出るので、だらだらと過ごすことが無くなりました。
仕事の効率が上がる
公共のスペースで仕事や勉強をしていると、効率が上がる様な気がします。
僕が良く使っているチカホの敷島ガーデンは「長時間の占有は御遠慮下さい」との旨が記載されているので、一応一時間以上同じ席を占領しないように気をつけています。時間が限られていると、作業をだらだらと引き延ばしてしまうと間に合いません。頭の中で一時間の段取りを決めて、無駄なく作業しようとするため、結果として効率が上がりました。
なんだか良く分からないけど前向きになれる
「暖房なんてなくても、人間生きて行けるんだ」「お金なんてちょっとでなんとかなるんだ」と、自分をだますことができます。僕だって本当はお金が欲しい。
もともとの性格もあると思いますが、適当に生きていても何とかなるんだと思えるようになったのは良かったですね。
注意
暖房なし生活をする時は、御自分の責任でお願いします。
同居者がいる場合、特にその同居者が子どもだったり年配の方だったりする場合は、ケチらず暖房を使った方がいいと思います。なに、お金がない? 奇遇だね、僕もです。
僕がこんな生活を出来るのも、多分20、30代の内だけでしょう。多分。
お金が無くて困っている若者の方は、どうぞ自己責任で暖房なし生活にトライしてみてください。風邪をひいたり、アンニュイな気分になったりしても僕は責任、とれませんのであしからず。
*1:北海道では「手袋を装着すること」を「手袋を履く」といいます。